空き家の解体工事は様々な費用がかかるため、なるべく安く抑えたいと考えている方も多いと思います。
そんな時に、ぜひ活用してほしいのが一定の条件を満たすことで受けることができる、補助金や助成金などの制度です。
今回は解体工事をする際にもらえる補助金について詳しく解説します。
補助金や助成金の目的
解体工事を行う際に補助金や助成金が支給される目的は以下の通りです。
・不法投棄や害虫の発生を防止する
・放火や犯罪を防ぐ
・街の景観を保つ
・倒壊などによって周囲への危険性を排除する
・周辺住民の生活に悪影響を及ぼすことを防ぐ
このような理由で補助金や助成金が支給されるようになっています。特に、空き家である期間が長い建物を解体する場合は特定空き家として認定され補助金や助成金が支給対象となりやすくなっています。
特定空き家とは?
特定空き家とは以下のような状態である空き家のことを指します。
・放置しておくと倒壊など著しく保安上危険となる恐れのある状態
・衛生上有害となる可能性のある状態
・適切な管理が行われておらず景観を害っている状態
・周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切ある状態
補助金を受けられる主な条件とは?
空き家
補助金が受けられる条件として一番多いのが空き家であることです。
長い期間利用されることや居住されることがない建物に関しては補助金の対象となる可能性があります。
基準を超える腐朽破損レベルであること
空き家であることに加え、基準を超える腐朽破損レベルである場合はさらに補助金を受けられる可能性が高まります。
築年数
補助金制度は自治体によって、築年数の条件の設定がされていることがあります。
築年数の基準の多くは、昭和50年代後半までと設定されています。
理由は、昭和56年に耐震基準の法律改正があったため、今の耐震基準を満たさないことが多く倒壊のリスクが高いからです。
補助金制度について申請する際は、解体する建物の築年数も併せて確認してみてくださいね。
いかがだったでしょうか。
解体工事は場合によってはかなり高額な費用がかかることもあるため、ぜひ補助金や助成金等の制度を活用してみてくださいね。
解体工事に対する補助金の条件などは自治体によって異なるため、解体工事を行う際はまず自治体に確認するようにしましょう。
解体工事について検討されている方は是非一度弊社までご相談ください。